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NEC、インドに「NECバイオメトリクスエクセレンスセンター」を設置

富永恭子(ロビンソン)2010年05月12日 16時43分
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 NECは5月12日、インドのバンガロールに「NECバイオメトリクスエクセレンスセンター」を設置し、活動を開始したことを発表した。

 同センターの設置は、NECが「中期経営計画V2012」で示したグローバル5極での「One NEC体制」構築によるグローバル事業展開の一環であり、アジアパシフィック地域を中核拠点として、指紋認証や顔認証などの生体認証(バイオメトリクス)分野の事業展開を加速することが目的だとしている。

 同社は、今後商談が活発化すると見られるインドおよびアジア周辺国だけでなく、グローバルな事業の中核エンジニアリング拠点として同センターを位置づけ、開発人員やSEを集結させる計画だという。センターは、日本の事業部門と連携しながら、アジアのみならず、世界各国での商談に対してソリューション開発、システムインテグレーション、サポートなどを行う予定だ。

 さらにNECは、各地域にさまざまな領域における「コンピテンスセンター」を設置し、地域内のノウハウ蓄積と横展開を進めている。同センターは、NECのシンガポール現地法人であるNEC Asia Pacificや、その他の地域に設置されるバイオメトリクス技術などを利用した入退場管理や国境管理、国民IDなど、フィジカルセキュリティ領域のコンピテンスセンターとも連携していくという。

 NECは1970年代から指紋照合技術の研究開発に取り組み、米国国立標準技術研究所(NIST)の評価において、指紋照合システムの照合精度で世界最高レベルの正確性を有することが認められたという。また、高速で大量なデータ照合が必要とされる国家レベルの大規模データベース(国民ID)でも実績があり、世界30カ国以上の警察、司法機関、入国管理局、内務省などに200件以上のソリューションを導入した実績を持つ。

 同社は今後、グローバル事業をさらに強化し、パブリックセーフティ事業の中期的な売上目標として1000億円を目指すという。また、世界5極ごとに地域統括会社や各種コンピテンスセンターを設置し、2012年度には海外売上比率25%を目指す計画だ。

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