会場では、YouTubeでも約250万回再生されたというPhotoshop CS5の新機能「コンテンツに応じた塗り」など一部の新機能のデモも行われた。
さらに、InDesign CS5で強化した電子出版向け機能についても触れる。「専用チームを作って、雑誌や本、新聞にフォーカスを当て開発をしている」(Loiacono氏)とのことで、縦横での表示や動画再生にも対応した米WIRED Magazineの試作コンテンツなどが紹介された。
2009年秋にAdobeが買収したOmniture。同社の共同創業者であり、現在Adobeオムニチュアビジネスユニット担当上級副社長兼ゼネラルマネージャーを務めるJosh James氏は、すでに国内企業を含めて5000社で採用されているウェブ解析ツール「SiteCatalyst」による成功事例などを紹介した。デルタ航空では、サイト解析と最適化を進めたことで、年間1300万ドルの売り上げ増加を達成したのだという。
またAdobeグループとなったことで、これまでユーザーの中心であったオンラインマーケターに加えて、CMO(最高マーケティング責任者)らにまで商圏を拡大しつつあると語った。
このほか、エンタープライズ分野については、Acrobat 9やAcrobat.comなどを用いてドキュメントのデジタル化や共有、マルチスクリーン対応を進める「ドキュメントコラボレーションソリューション」、リッチインターネットアプリケーションを採用した業務用アプリケーションを開発する「カスタマーインタラクションソリューション」の2分野に注力するということがAdobeビジネスプロダクティビティ事業部担当上級副社長兼ゼネラルマネージャーのRob Tarkoff氏から語られた。
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