Googleのソーシャルネットワーキング機能「Google Buzz」のリリース時の広報活動は失敗だった。そのほとぼりが冷めた今、Googleは再びBuzzをユビキタスな存在にしようと試みている。今回は、Buzzをデスクトップ向け「Google Maps」内のレイヤとして追加した。
公に「バズ」された興味を引く場所をコンピュータから閲覧できるように、Google Mapsに新しいBuzzレイヤが追加された。ユーザーはマップ画面の「Traffic」ボタンと「Map」ボタンの間にある「More」ボタンから同レイヤを追加することができる。
Google Maps.comのBuzzは、現在は閲覧のみが可能だが、公開された投稿にコメントし、新しい地図上に置かれているBuzzをクリックして閲覧する機能が提供される。Google Buzzは「Gmail」からもアクセス可能だが、Google Maps向けのBuzzは、「Google Maps for Mobile」における位置情報対応レイヤとしてのBuzzに類似したものという位置付けだ。われわれは、ジオタグが付与された話題の場所のうち、どれだけがGoogle Maps for Mobileから投稿されたものなのかを確かめるため、同機能でさまざまなことを試してみた。われわれが無作為にクリックしたヒントの多くは、Twitterで生成されたものだった。
デスクトップからは閲覧のみが可能というBuzzの現状は、MapsチームとBuzzチームによる極めて暫定的な措置である。この機能は時間の経過とともに自己主張が強くなっていくとわれわれは確信している。当初の大失敗を考えると、Googleがはじめに控えめな手段をとったことは十分理解できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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