Williams氏は、開発者である聴衆に向かって次のように語った。「これが、多くの人にとっては異論のある決定だということを理解している。こうしたプラットフォーム上にTwitterアプリがあるからだ。みなさんがそのようなTwitterアプリを開発したのであり、それらは素晴らしいものだ。われわれはそこに起こっているイノベーションを気に入っており、多くのユーザーも気に入っている。しかしリサーチをした結果、われわれはユーザーに十分なサービスを提供していないことがわかった。われわれは、ウェブで提供しているような核となるエクスペリエンスを、そうしたメジャーなプラットフォームでも提供する必要があった。そうしなければ、これほど多くのユーザーが利用し始めることがなくなるので、Twitterのユーザーと生態系を失望させることになる」
Williams氏は、Twitterを利用する見込みのある人に行ったユーザーテストのビデオを見せた。この人は、Twitterに関心はあるようだったが、iPhoneの「App Store」に取りそろえられたTwitterクライアントには当惑していた。
Williams氏は新機能「Points of Interest」を発表した。これは、特定の地理的位置周辺のツイートを集積する位置情報ディレクトリだ(米CNETは2月にこの機能の開発について初めて報じている)。しかし同氏は、TwitterがfoursquareやGowallaのような「ジオロケーション」サービスと競争するつもりはないと述べた。
Williams氏は、同社の新しい広告プログラムについても遠回しに述べた。それは同じ日の後の議論で話題にする予定になっていた。同氏は、「2010年にTwitterは売り上げを得るようになる」と述べ、開発者に向けて「それはわれわれだけに関することではない。みなさんにも、それに参加することを選ぶなら、関係することだ」と主張した。
この基調講演には、いくらか驚くべき自画自賛と協力の態度が最後まで満ちており、Williams氏は締めくくりに、これはほんのスタートにすぎないと述べた。「数年後の未来を想像してほしい。Twitterは、単純なアイデアから、膨大な数のユーザーと多くの開発者やアプリケーションを抱えるグローバルなネットワークにまで、短期間で長い道のりを歩んできたとはいえ、実際には初期段階にあるからだ。Twitterは本当に始まりの段階で、われわれは一緒に歩むことができる」(Williams氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡