MM総研は3月16日、国内の大手インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)のサービス品質について調査、評価した「第2回ISPのサービス品質格付け」の結果を発表した。総合評価ランキングではぷららが1位、@niftyが2位、OCNが3位となった。
この格付けは、ISPのサービス品質を「基本・付加機能」「セキュリティ」「利用支援・サポート」「人的対応」の4つの部門に分け、各ISPの利用者へのウェブアンケートやサポート窓口への覆面調査などから総合評価したもの。2008年8月の調査に続き、今回で第2回目となる。前回の総合評価ランキングでは1位が@nifty、2位がBIGLOBE、3位がOCNだった。
今回の総合評価ランキングでは、ぷららが100ポイント中70.9ポイントを獲得して第1位。2位の@niftyは66.9ポイントで、この2社が総合格付けでAAAを獲得した。第3位のOCNは57.7ポイントとなっている。
ぷららは、総合格付けを決める4部門中3部門で3位以内に入った。特に利用支援・サポートでの評価が高い。@niftyは提供サービスが充実しており、一般利用者からの利用しやすさについての評価が高かった。ただ、接続安定性や電話窓口のつながりやすさに対する評価は、第1位となったぷららを若干下回った。
部門別評価では、DTIが接続の安定性やメールサービスの使いやすさでAAAと高評価を獲得。前回調査に引き続き、基本・付加機能では第1位となっている。セキュリティ部門では、セキュリティサービスの充実度やメールセキュリティサービスの充実度、スパムメールの少なさで評価の高いOCNが第1位だった。
利用支援・サポート部門では、ぷららが第1位となった。特に電話窓口のつながりやすさや、ホームページ上の問い合わせ窓口のわかりやすさなどを評価する「会話までのプロセス」でAAAと高評価を獲得した。人的対応部門では、オペレーターの応対に対する好感度の高さから、BIGLOBEが第1位となった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス