携帯電話業界での失地回復へ向けた、Microsoftの長く曲がりくねった道は、2月にバルセロナで重要なマイルストーンに到達するだろう。
年次の「Mobile World Congress」イベントで、Microsoftは遂に「Windows Mobile 7」を披露する予定だ。Windows Mobile 7は、「Palm Pilot」をライバル視していた時代からモバイルOS「Windows CE」の根幹にあった10年前のWindows CEコードベースを大幅に刷新したもので、これまで何度となくリリースが延期されていた。
複数の情報筋が米CNETに語ったところによると、MicrosoftはWindows Mobile 7を搭載したデバイスを2010年中に出荷するために、従来どおり同モバイルOSのコードを夏までに完成させる計画だという。
ただし、これとは別に、Microsoftは同社がDangerの買収によって引き継いだ「Sidekick」製品シリーズの次世代版となる、新しいコンシューマー向け電話のシリーズにも取り組んでおり、2009年にその初期計画時の写真が流出したと話題になった。
この新しいコンシューマーデバイスは多くの人がうわさしている「Zune Phone」ではないものの、「Windows Mobile」をベースとしており、「Zune」や、Microsoftが少し前から開発している、そのほかのコンシューマーサービスに接続できる可能性が高い、と情報筋は述べている。この製品も2010年中の発売が予定されており、Windows Mobile 7搭載デバイスよりも早く登場するはずだ。
MicrosoftはWindows Mobile 7や新しいコンシューマーデバイスについて、コメントすることを避けた。しかし、Microsoftのエンターテインメント部門のトップであるRobbie Bach氏は、1月のConsumer Electronics Show(CES)でのCNETとのインタビューの中で、バルセロナでは電話事業の将来についてもっと多くのことを発表できるだろう、と話した。さらに、Microsoftは3月のMIX10に参加予定の開発者に対して、同トレードショーで、Windows Mobile 7向けのプログラム方法に関する情報を提供することを約束した。
MicrosoftはMixウェブサイトを1月20日に更新し「確かに、MIX10では、次世代の『Windows Phone』向けアプリケーションやゲームの開発について、皆さんに情報を提供する予定だ」と述べた。「Phoneセッションが催されるのも事実だ。現時点では、これ以上お話しすることはできない」(Microsoft)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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