スパイアは3月8日、シーエー・モバイルとともに実施した「モバイルにおけるソーシャルゲームに関する利用調査」の結果を発表した。
この調査は、シーエー・モバイルが保有するモバイルメディア「NewsCafe」および「TheNews」の利用者を対象に、2月5日より2月7日の3日間にかけて行ったもので、有効回答数は3369名。調査では、mixiやGREE、モバゲータウンなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のコミュニティの中で提供しているアプリケーションゲームをソーシャルゲームと定義した。
まず、モバイルにおけるソーシャルゲーム利用の経験者は、全体の67.9%で、そのうち友人を「招待したことも招待されたこともある」と回答したのは32.8%であった。スパイアでは、クチコミによってゲームの存在や利用自体が活発化されていると分析している。その一方で、ソーシャルゲームを知らないユーザーは15.6%存在する。
ソーシャルゲームの利用経験者のうち、最も多い利用シーンは、「夜寝る前」で52.0%。ついで「空き時間ができたらいつでも」が40.0%、「仕事などの休憩時間」が37.0%、「自宅でテレビを見ているとき」が36.8%、「人や乗り物などの待ち合わせ中」が29.5%となった。利用時間については、58.6%が「20分未満」と回答しており、ちょっとした時間つぶしにソーシャルゲームが利用されていることがわかった。
また、ソーシャルゲームの今後の利用意向については、「無料であれば利用したい」が78.2%と、全体約の8割を占め、「有料でも利用したい」との回答は4.2%とわずかであった。スパイアでは、現在モバイルSNSサービス運営各社の主要な収益手段となっている「ソーシャルゲームによる有料課金」は、一部のヘビーユーザーによる利用に支えられていると分析している。
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