ネオジャパン、電子書籍のように扱える無償ファイル共有サービス「libura」

新澤公介(編集部)2010年03月08日 12時27分

 ネオジャパンは3月8日、ビジネスコンシューマー向けサービスとして、ウェブ上でドキュメントを閲覧、共有できるコミュニティサイト「Libura.com(ライブラ)」ベータ版を提供開始した。同社はグループウェア「desknet's」を展開しているが、誰もが使えるオンラインサービスを提供するのは初めて。海外利用者も想定し、英語版も用意されている。利用料は無料で、PCでも、携帯電話でも、スマートフォンでも閲覧できる。

 ライブラは、写真や画像、カタログ、マニュアル、オフィス文書、資料などのドキュメントをオンラインでアップロードして閲覧、共有できる。各ドキュメントは、コンピュータやエンタテインメント、趣味、学問といったカテゴリに分類され、新着順や閲覧数、コメント数別に表示される。

 ユーザーは、サイト内もしくは専用のWindowsアプリを使ってドキュメントをアップロードする。アップロードしたドキュメントには、吹き出しやコメント、付せん、外部リンクを付与するなど、いろいろと装飾可能。また、複数ファイルを1つのドキュメントとして登録すると、電子書籍のように扱え、紙をめくるようにページを見たり、スライドショーで見たりできる。

 対応ファイルは、MicrosoftのWordやExcel、PowerPointを始め、PDFやEPS、テキスト、各種イメージ画像となる。ドキュメントビューアが内蔵されており、ユーザーは専用のアプリケーションやソフトをインストールせずに閲覧できる。

 このほか、ドキュメントをブログパーツとして利用でき、ブログ上でもドキュメントの閲覧や共有が可能。対応ブログは、「livedoor Blog」「so-netブログ」「Blogger」「FC2ブログ」「ココログ」だ。

 サービス開始当初は、ユーザー1人当たり最大1Gバイトまでアップロードできる。また、1ドキュメントのファイル数を最大500個まで、ページ数を最大500ページまでとしている。

 PC版では、Microsoftのブラウザプラグイン「Silverlight」で動作する。モバイル版はFlash Liteなどを使って携帯電話主要3キャリアに対応し、HTML5に最適化することでiPhoneでも閲覧できる。ただし、ドキュメントのアップロードや変更、削除はモバイル版ではできない。

 ネオジャパンでは、個人が作成した文章や写真集を公開したり、端末に取扱説明書などをアップロードして閲覧したりできるほか、カタログや資料をアップロードすることで企業のPR活動として利用できるとしている。PR活動については、各企業ごとに情報発信チャンネルを用意する予定という。

ライブラ 「Libura.com」のトップページ

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