Appleは1月に「iPad」を発表したとき、同デバイスは3月下旬に発売されると話していた。しかし、あるアナリストは、発売に遅れが生じる可能性があると述べている。
Canaccord AdamsのアナリストであるPeter Misek氏は現地時間3月1日、製造上の問題でiPadの発売は限定的になる可能性がある、とクライアントへのメモで書いた。AppleInsiderの報道によれば、この製造上の問題は発売を1カ月遅らせるほど深刻なものであるかもしれないという。
「製造上のボトルネックがAppleの最新デバイスであるiPadの製造に影響を及ぼしているため、間もなく予定されているiPadの発売は、幾分限定的なものになるかもしれない」とMisek氏は書いた。「iPadの製造業者である鴻海精密工業(Hon Hai Precision)で発生した何らかの製造上の問題により、発売地域は米国に限定され、3月の発売台数は30万台程度になりそうだ。この台数は、Appleが当初見積もっていた100万台よりはるかに少ない」(Misek氏)
Appleはうわさになっている製造の遅れについて何もコメントしていないが、Wired.comは、Appleの広報担当者から「iPadは3月下旬に発売される」という話を聞いたと述べている。つまり、出荷スケジュールに全く変更はないということだ。
米CNETは、Apple関係者にコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
iPadが何らかの問題に直面しているのかどうか、特定するのは困難だ。アナリストの1人は製造問題に関する情報を得ていると主張しているが、Appleは全て予定どおりに進んでいると話している。われわれは30日以内に、どちらが正しいのかを知ることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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