キングジムは2月17日、デジタルメモ「ポメラ」の新製品として女性をターゲットにした「DM5」を発表した。3月9日より発売する。希望小売価格は2万790円で、初年度目標販売台数は12万台。
これまでと同様に、約2秒で起動する速さやキーピッチ17mmの折りたたみ式キーボードはそのままに、女性向けにデザインを一新。省電力タイプの4インチワイド画面STN液晶を採用することで、駆動時間は25時間を実現。従来モデル「DM10」「DM20」の20時間よりも5時間伸びた。カラーは「ピンクゴールド」「スパークリングシルバー」「クールブラック」の3色を揃えた。
サイズは、文庫本サイズ(高さ31mm×幅145mm×奥行き104mm)で、初代のポメラDM10(高さ30mm×幅145mm×奥行き100mm)と比べると一部はやや大きくなったが、重さは約285g(乾電池別)で、DM10よりも85g軽くなっている。
本体メモリは約128kバイトで、入力可能文字の総数は約4万8000文字。1ファイルあたりの文字数の上限は全角約8000文字だ。拡張機能としてmicroSDカードが使用でき、microSDHCカード最大容量16Gバイトにも対応する。また、カレンダーの日付ごとにメモがとれる「日付メモ機能」を搭載。日記として使うことも可能だ。
キングジム 開発本部電子文具開発部の佐久間学氏は、「これまでは男性的なデザインだったが、女性や若い人向けのデザインを採用した。キーボードは折りたたみだが、簡易化したもの。キーボードの設計は共通で、キータッチも変わらずキーピッチも同じ。乾電池を含んでも300gを切る。シリーズ最高となる25時間の長時間駆動」とアピールした。
キングジム常務取締役 開発本部長の横田英人氏は、「今回の商品を通じて、第1弾のラインアップが完成した」としており、今回の女性や若年層向けのDM5に加えてビジネス向けモデルとしてDM10、ハイスペックヘビーユーザー向けのDM20ともに併売していく方針を示した。
なお、キングジムではTwitterの公式アカウントを新設。発表会の様子などもTwitterで中継した。
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