ストレージ大手EMCは堅調な2009年第4四半期決算を報告し、利益と売り上げがいずれも予測を上回った。同社はまた、2010年の見通しを引き上げている。
EMCの第4四半期決算報告によると、売り上げが前年同期比2%増の41億ドルで、純利益が4億2650万ドル(1株当たり20セント)だったという。また、非GAAPベースの利益は6億9550万ドル(1株当たり33セント)だった。
ウォール街の予測では、売り上げが40億2000万ドルで、1株当たり利益が30セントだった。EMCの報告によると、2009年通年では、売り上げが140億ドルで、純利益が11億ドル(1株当たり55セント)だったという。
2010年通年の見通しについては、ウォール街が売り上げを154億5000万ドルと予測しているのに対し、EMCは160億ドルと予測した。また、純利益は1株当たり78セント、非GAAPベースの利益は1株当たり1ドル12セントと予測しており、後者はウォール街の予測より1セント高い。EMCは、2010年における同社の研究開発支出が20%増加する見込みだと述べた。
EMCの最高経営責任者(CEO)Joe Tucci氏は声明の中で、全体的に、コスト削減、クラウドコンピューティングなどの分野への投資、およびIT支出見通しの改善のおかげで、EMCは「財務面で以前にも増して強固になった」と述べている。EMCの最高財務責任者(CFO)David Goulden氏は、同社が「引き続きシェアを拡大する好位置につけている」と付け加えた。
EMCの好調な決算には、同社が株式の過半数を所有するVMwareが貢献した。VMwareは堅調な利益を計上し、顧客の支出が改善していると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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