EMCは米国時間1月27日、2008年第4四半期(2008年10-12月期)で40億2000万ドルという四半期では過去最高となる売上高を計上したことを明らかにした。
ストレージ大手の同社は2009年1月に入って第4四半期の業績について暫定見通しを発表した際、売上高が40億ドル台になる見込みだと述べていた。同社は当時、暫定見通しの発表とともに、2400人の人員削減計画を発表している。
EMCは2008年第4四半期(12月31日締め)で、前年同期比5%増、前期比8%増となる40億2000万ドルの売上高を計上した。純利益は2億8800万ドル、1株当たり利益は14セントだった(10セントの再編費用を含む)。これは、前年同期の5億2600万ドル(1株当たり25セント)と比べると、大幅な減少となる。
2008年通期の売上高は、前年比12%増の148億8000万ドルだとEMCは報告している。
EMCは、厳しい経済環境において同四半期の業績が好調だったにもかかわらず、2009年の見通しについてはかなり冷静な姿勢を示した。同社は27日、2009年後半まで良くなる兆しはないだろうと述べた。
以下はEMCの業績報告からの引用。
EMCは、2009年の世界IT支出について、2008年と比較し、良くても1桁の半ばから後半の間のパーセンテージで減少すると予測している。当社がビジネス展開する市場は、IT市場全体と比べるといくぶん堅調であろうと予想している。当社はまた、2009年後半には、例年より年間のIT支出の割合が高くなると予測している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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