東芝は1月14日、Blu-ray Disc対応製品としてBlu-ray Discレコーダー「VARDIA」やBlu-ray Discプレーヤーを内蔵した液晶テレビ「REGZA」など、計6機種の関連製品を発表した。
今回発表されたのは、Blu-ray&HDDレコーダーの「VARDIA D-B1005K」「VARDIA D-B305K」、VTR&Blu-ray&HDDの「VARDIA D-BW1005K」、Blu-ray Discプレーヤーの「SD-BD1K」と、Blu-ray Discプレーヤー搭載の液晶テレビ「REGZA 32R1BDP」「REGZA 26R1BDP」。2月中旬から発売する。
東芝は、高画質・大容量の次世代ディスクとしてHD DVDを推進し、商品展開をしていた。しかしBlu-ray Discのように市場を確立するに至らず2008年2月に市場からの撤退を発表。当時「現段階ではBlu-rayプレーヤー、レコーダーの生産計画は全くない」とコメントしていた。しかし、2009年8月にBlu-ray Disc規格の検討や策定を手がけるブルーレイ・ディスク・アソシエーション(BDA)へ加盟を申請し、国内でのBlu-ray Disc対応機の参入が待たれていた。
東芝 デジタルメディアネットワーク社TV&ネットワーク事業部 事業部長の下田乾二氏は「高画質・高性能の商品として展開してきた液晶テレビ『REGZA』に、2009年末は『CELL REGZA』という最高峰のテレビをラインアップできた。この動きに対し、当然のようにディスクメディアについても再高画質のディスクに対応してほしいというありがたい声をいただいた。またBlu-ray Discレコーダーとテレビを同時購入されるお客様の割合は約45%を占め、ディスクメディアに対してもより高画質を期待することの表れだと感じている。こうしたことを踏まえ、Blu-ray対応商品の導入に踏み切った」と話した。
今回のBlu-ray対応商品の投入のほか、東芝では2010年の国内市場に対して「CELL REGZA戦略拡大」「REGZA LEDモデル戦略」の3つを基本戦略として据えている。CELL REGZAの第2弾商品を発表するとともに、通常のREGZAにもCELL REGZAをのDNAを積極的に投入していくこと、REGZAの全インチサイズにおいて、LEDバックライト採用モデルを大幅強化していくことなどを明らかにした。
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