シード・プランニングは1月7日、通信機能を搭載した次世代ホーム機器10品目の市場予測を発表した。2015年の10品目の出荷台数は2009年度比69%増の2690万台、出荷金額は同35.8%増の4204億円と見ている。
対象とした10品目は、無線LANモバイルルータ、無線LAN機器、PLCモデム、ケーブルテレビ用セットトップボックス(CATV-STB)、IP-STB、アクトビラ受信機、ネットワークメディアプレーヤ、フォトフレーム、ゲーム機器、スマートメータ/スマートゲートウェイ。
このうち特にデジタルフォトフレームは今後通信機能を搭載したタイプが急速に増加すると見ており、2015年度の国内出荷台数は同約29倍の86万台になるとのこと。ただし価格は低下するため、国内出荷金額は同約16倍の123億円と予測している。
他の品目では、無線LANモバイルルータ、無線LAN機器、PLC機器を合わせたホーム接続機器の国内出荷台数が2015年に同109.7%増の753万台、国内出荷金額は同56.8%増の392億円と予測する。CATV-STB、IP-STB、アクトビラ受信機能付きを含むメディアネットワークプレーヤを合わせたホーム映像受信機器は、出荷台数が同15.8%増の286万台となるものの、出荷金額は同12.3%減の514億円になると予測している。これは2011年度でデジタル放送への移行に伴うCATVの需要が一段落し、純増数が減少するためだ。
ゲーム機は、新機種やヒットソフトの発売が現状と同程度に推移するとしたうえで、2015年の国内出荷台数を同35.7%増の1330万台、出荷金額を同21.1%増の2727億円とした。スマートメータ、スマートゲートウェイを合わせたスマートメータ機器市場は今後急速に立ち上がり、2015年には出荷台数が235万台、出荷金額が448億円になると予測している。
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