パナソニックは1月7日、152V型の3D対応プラズマディスプレイを開発した。新開発の超高効率PDPパネルを採用し、コントラスト比は500万対1を実現した。
152V型の3D対応プラズマテレビは、通常の50V型プラズマディスプレイ9枚分に相当する超大画面サイズとなる。4K×2Kの高精細タイプで、3Dコンテンツの再生にも対応する。
PDPパネルには、同日に開発発表がされた発光効率4倍の「新・プラズマディスプレイパネル」を採用。消費電力の削減にも優れ、42V型モデルならば消費電力を95W程度に抑えられるという。
パナソニックによると、自発光型のプラズマディスプレイは動画応答速度が速く、3Dの高速表示に適しているとのこと。加えて今回の開発製品では、パネルの発光効率4倍の技術を活用した「3D超高速駆動技術」を搭載することで、従来のフルハイビジョンパネルに比べ約4分の1となる高速発光を実現。大画面高精細の152V型においてもフルHDでの3D表示を可能にしたという。
3Dフォーマットは、右眼/左眼用のフルHD映像をフレームごとに時分割で表示させる「フルHDx2フレームシーケンシャル方式」を採用。左右の画像間に生じる画像の重なり(二重像)を低減させる「二重像低減技術」により、クリアな3D映像を再現できるという。
パナソニックでは、2008年に103型のフルHDプラズマディスプレイ、2009年には50V型のフルHD 3Dプラズマディスプレイを開発している。なお、152V型の3D対応プラズマディスプレイは、米ラスベガスで1月7日から10日まで開催されるエレクトロニクスショー「2010 INTERNATIONAL CES」にて出展される。
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