シャープ、RGB+Yの4原色表示を実現した「AQUOS」を米国で発表

加納恵(編集部)2010年01月07日 11時43分

 シャープは1月7日、液晶テレビ「AQUOS」において、4原色表示方式を採用した「LE920/820/810」の3シリーズを米国で発売すると発表した。画素にR(赤)、G(緑)、B(青)の3色に、Y(黄)を加えた4色のカラーフィルターを備える。3月から順次発売する。

 4原色表示方式の採用により、肉眼で認識できる色領域の色域が広がり、黄金色などの色が忠実に再現できるとのこと。シャープによると、Yを加えた4色のカラーフィルターを採用するのは業界初になるという。

 LE920/820/810シリーズでは、2009年9月に発表された独自の新パネル技術「UV2A」とLEDバックライトを採用し、蛍光管式バックライトの液晶テレビに比べ、低消費電力を実現。52型の「LC-52LE920UN」は、動作時の消費電力が100W以下になり、これは従来機に比べ50%以上の消費電力削減になるという。

 LEDバックライトは、AQUOS初となるエッジ式の白色LEDを内蔵。本体は薄さ約1.6インチ(約4cm)以下のフルフラットボディデザインとなる。

 LE920シリーズは、52〜68型の3サイズ、LE820/810シリーズは、ともに40〜60型の4サイズをラインアップし、合計11機種が発売される。

 希望小売価格は60型のLE820シリーズで3999ドル99セント、40型のLE810シリーズで1799ドル99セント。なお、LE920シリーズの価格は未定となっている。

 新モデルは、米ラスベガスで1月7日から10日まで開催されるエレクトロニクスショー「2010 INTERNATIONAL CES」にて出展される。なお日本での発売は、2010年末を予定している。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]