レノボ・ジャパンは1月5日、ThinkPadブランドの2新製品を発表した。ビジネスユーザーを対象とした11.6型のウルトラポータブル・ノートブックPC「ThinkPad X100e」と、中・小規模企業向けに開発された13.3型ノートブックPC「ThinkPad Edge 13”」だ。
いずれもThinkPadブランドで初めてAMDプロセッサを搭載したほか、Microsoft Windows 7を搭載。これまでのブラックに加え、レッドなどのカラーバリエーションをラインアップし、ThinkPad X100eなら6万9800円から、ThinkPad Edge 13”は7万9800円から購入できるのが特長だ。
同程度の価格帯としては、コンシューマ向けのネットブック「IdeaPadシリーズ」があるが、今回のラインアップはビジネスユーザーにフォーカスしたもの。ThinkPadシリーズで知られる、ハードディスクを守る「Active Protection System」やPCのバックアップシステム「Rescue and Recovery」をはじめとする「ThinkVantageテクノロジー」を継承。トラックポイントを備えるほか、新たにキー独立型のアイソレーション・キーボードを搭載した。
ThinkPad X100eは、LED バックライト11.6型HD(1366×768ドット)ディスプレイを搭載し、厚さ15.0mm〜29.5mm、重さ1.5kg(6セルバッテリ搭載時)のコンパクトなモバイルPCだ。CPUはAMD Athlon NeoプロセッサMV-40を搭載している。駆動時間は、約5時間。
カラーは、ThinkPadシリーズでは初となる、ミッドナイト・ブラック、ヒートウェーブ・レッド、アークティック・ホワイトの3色を用意。なお、ヒートウェーブ・レッドは、レノボ・ウェブサイトのCTOでのみで販売される。
ThinkPad Edge 13”は、LED バックライト13.3型HD(1366×768ドット)ディスプレイを搭載し、厚さ17.0mm〜31.3mm、重さ1.6kg(4セルバッテリ搭載時)のモバイルPCだ。CPUは、AMD Turion Neo X2 デュアルコア・プロセッサ L625もしくはAMD Athlon Neo X2 デュアルコア・プロセッサ L325を搭載している。駆動時間は、4セルバッテリ搭載時で約3.4時間、最大5.2時間(6セルバッテリ搭載時)となっている。
カラーは、グロッシー・ブラック、グロッシー・レッドの2色を用意した。
これまで、レノボは法人向けのPCを主力としてきた。現状の売上げを価格別で見ると、6万円程度の価格帯のPCが前年同月比で26%増(2009年9月時点)と大きく伸ばした一方で、12万円の価格帯は10%減だったという。軒並み12万円以上の価格帯が縮小しており、「8万円のウルトラポータブルPCはそんなにない」(レノボ 執行役員 SMB/コンシューマ事業担当 ディビッド・ニコル氏)と話す。
今回のThinkPad X100eとThinkPad Edge 13”について、「これまでのラインアップを補完するもの」と説明している。
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