“美人すぎる社長”で検索すると1位に出てくる、プーペガール代表取締役兼主宰の森永佳未氏を9月上旬に訪ねた。女性に人気のファッションコミュニティサイト「プーペガール」がニンテンドーDS用ゲームソフト「プーペガールDS」としてゲーム化することが発表されたときだ。
このゲームソフトは12月17日に発売された。すれちがい通信にも対応し、街中でプーペガールDSを使っている人とコミュニケーションをとれるという。
取材に出かけるときになんとなくTwitterで、美人すぎる社長を訪問するなう、とかつぶやいていたら、取材後にご本人から「Twitter見ましたよ」と言われ、恥ずかしい思いをしたのがまるで昨日のことのようだ。
9月に開催されたデジタルマーケティングのイベント「ad:tech」を前に、マーケティング指南書の名著「グランズウェル」の著者、Josh Bernoff氏にお会いできた。
驚いたのは、Josh Bernoff氏は事前にTwitterで、「今日CNETの記者に会うよ」とつぶやいておいてくれたこと。インタビュー中にそのつぶやきをTwitterで検索し、マーケティングにおけるTwitter検索の有効性を実例とともに説明してくれるという手際の良さ。こんな細やかな対応をしてくれる海外エグゼクティブには会ったことがない。
春先には面白いガジェットを作っている人たちにお会いできた。話題になったデジタル名刺「Poken」を初めて目にしたのは、3月に開催されたTokyo CGM Nightというイベントだった。会場入口で参加者全員にPokenが配られていたのだ。さっそく来日中だった創業者に翌日のアポをとり、取材させてもらった。
mixiをはじめとした日本のSNSへの対応、カバーデザインの追加、新型「Poken pulse」の発売、各種イベントとのタイアップなど、Pokenはいまも進化を続けているようだ。
Cerevoが12月に発売したネット接続型デジタルカメラ「CEREVO CAM」は、4月の段階ではまだ大きな基板にレンズや液晶モニターが載っているだけだった。それでも完成品と同等の機能は備えており、写真を撮ってウェブにアップロードするデモを代表取締役の岩佐琢磨氏が披露してくれた。
CEREVO CAM発売の数日前、久しぶりにCerevoのオフィスを訪問し、歴代の基板を見せてもらった。両手で持つサイズのものから徐々に小型化され、最後にデジカメの筐体に納まるまでにはさまざまな試行錯誤があったという。
発売記念パーティーにはCMキャラクターを務めるバニラビーンズも登場し盛り上がった。販売状況も好調とのことだ。
年初に考えていたのは、「不景気のなか、わざわざ暗くなるようなニュースを書くよりも、楽しい試みや頑張っている人たちを取り上げ、多くの人に知ってもらいたい」ということだった。ライブドアのlivedoor ラボ「EDGE」は、まさにそんなサービスだった。
EDGEではライブドアの各サービスで実績のあるレコメンドエンジンやスパムフィルターなどを無料で公開し、さらに個人でネットサービスを運営している人にはサーバの提供やlivedoorサービスとの連携といった支援を申し出る。なぜそんなに太っ腹なのかと聞くと、担当の櫛井優介氏は「単純にインターネットがおもしろくなればいいと思っています」と答えた。
櫛井氏は「マネタイズHacks」や「Webディレクター交流会」など、さまざまなイベントを開催している。そうしたイベントに参加してみると、本当にインターネットを明るくしたい、楽しくしたいと考えているんだなあと実感する。
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人の話を聞くのが大好きだ。この仕事のいいところは、普通なら会うことができない人に会えること、その1点だけだと思っている。取材していて、あ、もしかしたらいまこの瞬間、将来世の中のインフラになり得るサービスとか、後世に名を残す偉大な経営者の誕生の現場に立ち会っているのかも。そう思うこともたまにあって楽しい。ここでは紹介しきれないほど、ほかにも多くの方々に取材させていただいた。その節はありがとうございました。もし、来年、よーし私の話を聞かせてあげようという人がいましたらご連絡ください。
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