「消費者は全体として、3Dが未来であるというメッセージをまだ受け入れていない。それには少し時間がかかるだろう」(Shannon氏)
一方で、家電業界は消費者に家庭での3Dという概念になじんでもらう取り組みに力を入れている。2009年に世界中で開催された大型テクノロジ関連トレードショーのほとんどで、3Dは目立ったテーマだった。そして、業界は2010年1月のConsumer Electronics Show(CES)においても、それを加速させるようだ。
数社が3Dテレビや3Dビデオプレーヤーを宣伝し、さらには出荷スケジュールを発表することが見込まれている。ソニーは一歩先んじて12月17日、「PlayStation 3」が3Dゲーム機だけでなく3D Blu-ray Discプレーヤーにもなることを認めた。
そして、CESの後にも多くのことが予定されている。2010年初めには、英国で24時間放送の3Dテレビチャンネルが開設される予定だ。そして、HDではスポーツが「キラーアプリ」になったように、3Dでもスポーツが大きな役割を果たすことになりそうだ。分析会社Futuresource Consultingの調査要旨によると、2010年夏における世界最大のスポーツイベントであるFIFAワールドカップは3Dで撮影される予定で、このことは3Dフォーマットにとって非常に大きいだろうという。「このスポーツの祭典が毎回テレビ需要に及ぼす好影響を考えると、小売業界が非常に早い時期に3Dを最重要視するようになると予測される」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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