2011年7月の地上デジタル完全移行を前に、テレビの買い替えが進んでいる。5月から導入されたエコポイント制度の後押しもあるが、各テレビメーカーは、デジタル化されることでより魅力的になった製品をラインアップしている。ここでは2009年に発表された「こんなにすごい」機能を搭載したテレビを紹介する。
2009年後半に、話題をさらったのが3Dテレビだ。国内メーカーからの正式発表はまだだが、ソニー、パナソニックの2社は2010年の製品投入を表明。そのほか、シャープ、三菱電機らも開発試作品を展示会などで紹介している。2010年最も気になるキーワードの1つは3Dだろう。
予想では、2010年1月7日から米国ラスベガスで開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に、世界各国の家電メーカーがこぞって3Dテレビなどを大々的に発表すると見られる。
3Dテレビが2010年の目玉商品なのに対し、2009年の目玉といえば東芝の「CELL REGZA 55X1」だ。Cell Broadband Engineを搭載し、デジタルチューナーは14基、3TバイトのHDDを備えたそのスペックは「モンスター」級だ。すでに12月10日から店頭販売が開始されている。
4倍速、超薄型など、常に話題を提供し続けるソニーの「BRAVIA」。2009年春には、リモコンにFeliCaポートを搭載した「BRAVIA W5/F5」シリーズを発表した。これによりリモコン操作だけでEdyやeLIOなどの電子決済が可能になる。同社では、テレビ向けネットサービス「アクトビラ」の有料コンテンツ購入時などの利用を想定しているという。
ネット対応テレビが本格スタートしたのも2009年の特徴だ。ネット対応機はハイエンド機のみならず、エントリー機にまで拡大。テレビ以外のモデルにも搭載され、多くのネットサービスと情報・家電製品が登場した。また、ヤフーは、テレビ向けインターネットサービス「テレビ版Yahoo! JAPAN」もスタートした。
高機能の地上デジタルテレビが登場する一方、できるだけお金をかけずに地上デジタルテレビに乗り換えたいというニーズもある。そのニーズを満たすのが、低価格の地上デジタルテレビだ。13.3型モデルであれば2万円を切る価格から販売されている。
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