グルメサイトと店舗に求められること
今回の検証結果を踏まえて、忘年会のお店を探している幹事に選んでもらうために、グルメポータルサイトや店舗情報を掲載しているお店側に、どのような工夫が必要かをまとめました。
グルメポータルサイトに求められること
- 一覧画面ではトップページと同様の詳細な検索軸を用意しておく
ユーザーはトップページでは緩めの条件で検索、そして検索結果の一覧画面から徐々に条件を絞り込んでいくという行動を取る傾向にあります。ユーザーの効率的なお店探しをサポートするためにも、一覧画面にはトップページと同様の検索軸を用意する必要があります。
- 一覧画面では簡易表示、詳細表示の両方に対応する
ユーザーは多様な探し方をしています。このため、一覧画面で簡易表示と詳細表示の両方が選べる仕組みを用意することでユーザーの利便性の向上が図れます。たとえばぐるなびでは、「詳細リスト」というタブをクリックすれば詳細情報の表示が可能です。
- 利便性の高い機能の認知を促す
ぐるなび、FooMooともに、リスト機能のボタンはボタンの配置場所やデザインにおいて視認性が高いとは決して言えません。リスト機能を積極的に利用してもらうためには、画面内における視認性を高めて、認知を促す必要があります。
店舗情報を掲載しているお店側に求められること
- お店の雰囲気や料理が伝わるよう、写真だけに頼らず、テキスト情報も工夫する
一般的には写真のほうがお店の料理や雰囲気が伝わりやすいように思われますが、ユーザーはテキスト情報から受け取るイメージも重視しています。このことを認識したうえでテキスト情報を用意すると効果的と思われます。