[レビュー]消音性能と音質をアップした元祖NCヘッドホン--ボーズ「QuietComfort 15」 - (page 2)

ボーズ
QuietComfort 15
内容:高い消音性能で人気を獲得しているボーズのノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort」シリーズ。「QuietComfort 2」「QuietComfort 3」と進化してきたが、今回の新製品では「QuietComfort 15」と順当な進化を飛び越えた性能アップを見せた。

地下鉄、バス、雑踏、自宅でノイキャン性能を徹底チェック

 さて本題だ。QuietComfort 15のデザインは従来機のQuietComfort 2と同じく耳を全て覆う「イヤーカップタイプ」を採用しており、後継機だとわかる。ボーズでは耳の上にヘッドホンを乗せるようにして装着する「QuietComfort 3」も販売しており、装着感の違いで選び分けられる。

  • QuietComfort 3(左)と比べるとQuietComfort 15(右)の方がしっかりしている

 イヤーカップタイプは装着するだけで、ある程度のノイズを軽減できる。QuietComfort 15も耳によくフィットし、装着するだけでもノイズが軽減される。本体のスイッチを入れるとサッと周囲が静かになり、優れたNC機能を実感できる。

 NCヘッドホンを使ったことのある人ならわかるだろうが、アクティブタイプのNCヘッドホンを動作させると、かすかに「サー」というノイズの聞こえる機種がある。決して耳障りではないが、敏感な人だと若干の違和感を覚えるだろう。筆者は本機を使ってみて、このノイズを感じた。

 今回は地下鉄、バス、雑踏、自宅でテストした。地下鉄は都営三田線の三田駅から白銀高輪駅間で評価した。この区間はカーブがきついためか、ほかの区間に比べて走行音が大きくなる。「ゴォー」という地下鉄独特の風切り音だけでなく、レールが削れるような高音のノイズが連続するのが特徴だ。あまりにうるさいので、NCテストのときにはこの区間で筆者はテストしている。

  • 同じくイヤーカップ型のMDR-NC500D(左)との比較。QuietComfort 15はイヤーカップが大きい

 雑踏は有楽町の数寄屋橋交差点近く、バスは有楽町から国際展示場までの区間で試した。自宅はパソコン2台、デジタルレコーダー4台が稼働する場所でテストしている。

 せっかくなので、ボーズのオンイヤータイプQuietComfort 3、ソニーのデジタルNCヘッドホン「MDR-NC500D」を使って比較テストも行った。

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