さて本題だ。QuietComfort 15のデザインは従来機のQuietComfort 2と同じく耳を全て覆う「イヤーカップタイプ」を採用しており、後継機だとわかる。ボーズでは耳の上にヘッドホンを乗せるようにして装着する「QuietComfort 3」も販売しており、装着感の違いで選び分けられる。
イヤーカップタイプは装着するだけで、ある程度のノイズを軽減できる。QuietComfort 15も耳によくフィットし、装着するだけでもノイズが軽減される。本体のスイッチを入れるとサッと周囲が静かになり、優れたNC機能を実感できる。
NCヘッドホンを使ったことのある人ならわかるだろうが、アクティブタイプのNCヘッドホンを動作させると、かすかに「サー」というノイズの聞こえる機種がある。決して耳障りではないが、敏感な人だと若干の違和感を覚えるだろう。筆者は本機を使ってみて、このノイズを感じた。
今回は地下鉄、バス、雑踏、自宅でテストした。地下鉄は都営三田線の三田駅から白銀高輪駅間で評価した。この区間はカーブがきついためか、ほかの区間に比べて走行音が大きくなる。「ゴォー」という地下鉄独特の風切り音だけでなく、レールが削れるような高音のノイズが連続するのが特徴だ。あまりにうるさいので、NCテストのときにはこの区間で筆者はテストしている。
雑踏は有楽町の数寄屋橋交差点近く、バスは有楽町から国際展示場までの区間で試した。自宅はパソコン2台、デジタルレコーダー4台が稼働する場所でテストしている。
せっかくなので、ボーズのオンイヤータイプQuietComfort 3、ソニーのデジタルNCヘッドホン「MDR-NC500D」を使って比較テストも行った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス