MS、モバイル版「Bing」アプリを開発中--「iPhone」での利用も視野に

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、福岡洋一2009年12月04日 13時30分
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 サンフランシスコ発--Microsoftにしてみれば、皆が「Windows Mobile」搭載端末に殺到して購入してくれればうれしいだろうが、現実が見えていないわけではない。また同社は、誰もが携帯端末で「Bing」を使うようになるには、Windows Mobile搭載端末以外でも動作するソフトウェアが必要であることを理解している。

 Microsoftでプリンシパルグループのプログラムマネージャーを務めるDavid Raissipour氏は、米国時間12月2日に行われたBing関連イベントの終了後、「あのプラットフォームの人気と広がりは誰もが理解している」として、「当社は積極的に取り組んでいるところだ」と述べた。

 Raissipour氏はMicrosoftが、地図機能と検索だけでなく数多くの機能を組み合わせたモバイル版Bingアプリケーションの開発に取り組んでいることを認めた。だが同氏は、こうした機能の全貌やソフトウェアの完成時期について言及を避けた。

 筆者は、Microsoftが12月2日に披露した、洗練された地図関連技術の一部が携帯端末に搭載される可能性があるかどうかを探ってみた。Raissipour氏によれば、こうした技術を利用するにはリッチなプラットフォームが必要だが、どうしてもということなら「Silverlight」抜きでも実現できるという。では、「iPhone」ではどうか?

 「もちろん可能だ」とRaissipour氏は言った。「(iPhoneは)リッチなプラットフォームだ」

 Microsoftはすでに多くのWindows Mobile搭載端末や、「BlackBerry」端末、Verizon Wirelessが取り扱ういくつかの携帯端末向けに、ネイティブのモバイルアプリケーションを提供している。Microsoftはまた「Android」における可能性も検討中で、特にGoogle以外のブランドによるAndroid搭載端末で何ができるかを調べている。一方で、Microsoftはモバイル用のウェブサイトm.bing.comを用意している。

 筆者は、Microsoftの検索エンジニアリングを統括するSatya Nadella氏と話す機会も得られたので、Bingに関する一般的な質問を投げかけてみた。

 とりわけ、「MSN」やブラウザのツールバーを介して検索するのでなく、積極的にBing.comにアクセスしているユーザーがどのくらいいるかを知りたかった。Bingの前身である「Live Search」では、実際にLive.comページにアクセスするユーザーはほとんどいなかった。

 「まだ、ほんの数%だ」とNadella氏は述べながらも、Bingの重要な初期目標であるファン層の獲得に成功していることを指摘した。

 Microsoftが一部検索結果の上位に表示させているデータについてNadella氏に聞くと、通常Microsoftはコンテンツに対し料金は支払っていないし、企業各社も自社情報を表示してもらうための支払いはしていないという。

 Microsoftにとっての利点は、検索結果の表示がさらに便利になるということだ。コンテンツ提供者も検索結果ページで上位に入ったリンクを目立たせることができる。「これは、構造化データに対するSEOのようなものだ」と、Nadella氏は述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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