軽量化への要求に応じてYouTubeは米国時間12月3日、「feather」と呼ばれる軽量版の動画プレーヤーページのテストを開始した。
featherページでは、デフォルト設定を(高品位ではなく)標準画質にしたり、埋め込まれた動画のサイズや色の制御などのための各種機能をページから削除したりと、動画再生プロセスを高速化するための様々な手段が講じられている。ページ上の他の機能を減らすことにより、できるだけ早く画像を再生することがその狙いである。
そのほかに設けられた手段としては、ロードされるコメント数が10個までに制限され、ユーザーは投票したりレスポンスしたりすることができなくなっている。動画レスポンス、リアルタイム共有、YouTubeの検索バーからの自動提案機能も削除されている。一方、関連動画は残されている。ただし、動画数はYouTubeの通常のページでは21個であるのに対し、5つに制限されている。
この新しいインターフェースを試してみたいユーザーは、YouTubeのTestTubeページで、これを使用するよう設定するとよい。TestTubeページには、実験的な機能や、まだ一般公開はできない段階の機能が搭載されている。その例としては、YouTubeのワープブラウザ、ストリーム機能、コメントの検索ツールなどがある。新しいインターフェースを使用するように設定しても、画面の右下隅のボタンにある小さな緑色のボックスを利用することにより、任意の動画ページで、簡単に設定を解除することができる。
この機能は、まだすべての動画には対応していないらしいということに言及しておこう。YouTubeのおすすめセクションにあるものなど、人気の高い動画には対応している可能性が高い。また、動画レスポンスやコメントなどの機能を頻繁に利用するYouTubeの上級ユーザーは、標準版のサービスにとどまっている方がよいだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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