日本ヒューレット・パッカードは12月2日、ビジネス向けデスクトップPCの上位ブランド「HP Compaq 8000 Eliteシリーズ」3モデルを発表した。セキュリティ機能と管理機能を強化したという。
同社のオンラインストア「HP Directplus」と、HP Directplusコールセンター、販売代理店、HP Directpartnerにて販売する。
ラインアップされたのは、クアッドコアプロセッサ対応のミニタワー型「8000 Elite MT」、幅100mmのスリムボディを実現した省スペース型「8000 Elite SF」、幅66mmのコンパクトな筺体で、オプションの専用モニターマウントキットにより液晶モニタとの一体設置ができる「8000 Elite US」の3モデル。固定仕様モデルとCTOモデルをそれぞれに用意する。いずれもOSにはWindows 7を搭載し、Windows XPへのダウングレードサービスにも対応する。
中規模から大規模企業への導入に適した「HP Compaq Business Desktop dc7900シリーズ」の後継機種にあたり、搭載メモリはDDR2メモリから新標準規格のDDR3メモリに変更したとのこと。CTOモデルでは、記憶装置に64GバイトのSSDを選択することも可能だ。
HDDやUSB機器など、各種デバイスへのアクセスをユーザーやグループごとに制御できる「デバイスアクセスマネージャー」をはじめ、各種セキュリティ機能を提供する「HP Protect Tools」や、HDDにパスワードを設定できる「ドライブロック機能」を標準搭載。また、8000 Elite MTでは、HDDのRAID1構成によるデータの常時バックアップもできる。
8000 Elite SFと8000 Elite MTには、HP独自のBIOS経由でのサイドパネルのロック機構である「スマートカバーロック」機能を標準搭載し、メモリやHDDなどPC内部コンポーネントの物理的な盗難を防止。なお、Core 2 Duo、Core 2 Quad搭載モデルは、インテルvProテクノロジーに対応し、HP独自のクライアント管理ソフトウェア「HP Client Automation」によるきめ細かなクライアントPC管理に対応する。
筐体デザインは、3モデルともに黒を基調とした新デザインを採用。使用頻度の高いUSB2.0端子をフロントパネルに4本備え、サイドパネルがスムーズに開閉するラッチ構造を搭載するなど、使いやすさに配慮したという。消費電力は3年前の製品よりも約75%の消費電力が削減しているという。各モデルの価格は以下の通り。
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