米国時間11月30日のサイバーマンデー(感謝祭休暇明けの月曜日)は、2008年の同日に比べてより多くの買い物客を集めているようだ。
これらの人々がサイバーマンデーにどの程度の金額を支出し、何を買ったのかに関する情報は、早くても12月1日午後にならないと出てこないが、トラフィックを見る限り、買い物客がEコマースサイトに大挙して押し寄せていることがわかる。世界中にある270以上のEコマースサイトの総トラフィックをリアルタイムで追跡している、Akamai Technologiesの「Net Usage Index for Retail」によれば、30日正午時点の世界全体のトラフィックは、すでに2008年のピーク時を上回る伸びを見せている。
2009年サイバーマンデーにおけるEコマースサイトの世界全体のトラフィックは、米国太平洋標準時の正午時点で1分間あたりのビジター数が779万人を記録し、北米地域では417万人に達している。2008年には世界全体でのトラフィックのピーク値が、太平洋標準時午前11時30分に記録した1分間あたり671万人だったのだから、2009年のサイバーマンデーがまだ終わっていない時点での数値にもかかわらず、この値は2008年のピーク値をすでに100万人以上、率にして16%以上上回ったことになる。
またこのデータから、2009年は人々が早い時間帯からEコマースサイトを訪れていることもわかる。Akamaiによれば、最初の山は太平洋標準時午前6時30分だった。サイバーマンデーのこの時刻に、世界全体のトラフィックは1分間あたりのビジター数で579万人、北米地域は319万人だった。一方、2008年のサイバーマンデーの同時刻における1分間あたりのビジター数は、世界全体のトラフィックで497万人、北米地域では230万人だった。
世界全体では、この時刻にEコマースサイトを訪れた人の数が前年と比べて16.5%増え、北米地域ではなんと39%も増えたことになる。
もちろん、トラフィックが必ずしも売り上げに直接つながるわけではなく、売り上げがどの程度好調か、または好調でないかを判断するには数日を待たなければならない。だが、今のところ、このデータは2009年の感謝祭とブラックフライデー(11月26日と27日)のオンラインショッピングに見られたパターンに従っている。comScoreが29日に発表したデータによれば、この両日、全米のEコマースサイトでの支出総額は、感謝祭が前年比10%増、ブラックフライデーが前年比11%増だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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