東急やNEC、ARを使った地域情報共有サービス「pin@clip」の実証実験を開始

岩本有平(編集部)2009年11月30日 16時47分
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 東京急行電鉄とNEC、国立情報学研究所、東急エージェンシーは11月30日、地域情報共有サービス「pin@clip ピナクリ」の実証実験を開始すると発表した。期間は12月1日より3月10日まで。

 pin@clipはiPhone 3G/3GSを利用した地域情報の共有サービスだ。専用のiPhoneアプリケーションを使って渋谷駅周辺(渋谷区神宮前、渋谷、東、桜丘町、南平台町、神南、宇田川町、道玄坂、円山町、神泉町、松濤、神山町)の情報を投稿したり、共有したりできる。

 アプリケーションでは、「ビジターズ」と呼ぶ一般ユーザーがお気に入りの店舗やスポット情報にコメントや写真、位置情報を付与して投稿できる。また、「シブヤプレス(シブプレ)」と呼ぶ渋谷近辺の企業および店舗ワーカーがリアルタイムな店舗情報や映画・ライブ・イベント情報などを投稿しており、この両方の情報を共有できる。

ARモードでの表示 ARモードでの表示

 投稿された情報は、利用者の位置や投稿時間といった条件をもとに、関連性の高いものをリスト形式で表示できるほか、iPhoneのカメラを使い、実際の映像に情報をオーバーレイ表示する「AR(Augmented Reality:拡張現実)」モードも用意する。また、東急ハンズ渋谷店の店内では、各売り場に無線LANのアクセスポイントを設置し、これをもとに詳細な位置情報を取得。フロアに合わせて商品情報などを表示するモードなども用意している。共有された情報のうち、気になったものについては「clip」と呼ぶ機能を使って、ブックマークに保存できる。

 同実証実験は、経済産業省「平成21年度 ITとサービスの融合による新市場創出促進事業(e空間実証事業)」の一環として採択された、東京急行電鉄の地域活性化事業「ぷらっとPlat」の一環となる。今後は、ARを利用したプロモーションイベントや、渋谷駅ハチ公広場周辺で視聴できるエリア限定のワンセグ番組配信なども実施する予定。

 なお、実証実験への利用には、pin@clip ピナクリのウェブサイトよりモニターに登録した後、iTunes Storeからアプリケーションをダウンロードする必要がある。アプリケーションは12月1日午後より提供される予定。

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