Adobe Labsは米国時間11月16日、「Flash Player 10.1」および「AIR(Adobe Integrated Runtime)2」のテストバージョンを公開した。
Flash Player 10.1において注目すべきは、Mac OS X、Windows、Linux搭載のコンピュータだけではなく、多くのスマートフォンもサポートしているという点だ。ただし、このサポートはまだ組み込まれていない。一方、H.264ビデオフォーマットのハードウェアベースのデコードが提供可能となっている。Adobeでは、これによりパフォーマンスとバッテリ寿命が向上すると述べている。また、Adobeのコンテンツ保護技術と結びついたHTTPストリーミングもサポートしている。
「Palm Pre」スマートフォン向けFlash Player 10.1が年内に登場するだろうとAdobeでは述べており、全システム向けの正式バージョンが2010年前半に予定されている。
AIR 2.0は、Flash Player10.1が組み込まれ、デスクトップコンピュータとの密接な統合が図られている。例えば、USBストレージデバイスとのやりとり、マルチタッチユーザインターフェースのモニタリング、マイクロホンオーディオデータの利用、HTML5およびCSSバージョン3を利用したウェブページのレンダリング、ゲーム内でのチャットに便利なUDPネットワークの使用が可能となる。
AIR 2の正式版も2010年前半に予定されている、とAdobeでは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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