Microsoftは、医療に関する同社の実績を強化する目的で、ヘルスケア技術分野の開発を紹介するオンライン動画シリーズ「Health Tech Today」を米国時間11月10日に開始する。
番組の司会を務めるのは、Microsoftの国際医療担当シニアディレクター、Bill Crounse氏だ。同氏は放送と医療の両分野のベテランで、Microsoftに入社する前は報道キャスターと開業医を兼ねていた。Crounse氏は11月6日のチャットで、Microsoftは最初の数回分の動画でスポンサーになり短いコマーシャルを流すものの、番組自体は同社のヘルスケアソフトウェアの宣伝にはならないと約束した。
「医療業界に対する当社の投資と取り組みをアピールするものであり、業界のプレーヤーとして、また思想的リーダーとして、一般に認識されるようになることを望んでいる」(Crounse氏)
当初の構想では、10分間の番組だったが、11月10日に配信予定の第1回は、ゲストごとに6つの章に分かれ、全部で45分間になった。
ゲスト出演者のうち、ノーベル平和賞受賞者のDesmond Tutu氏は、技術が医療の利用拡大に果たし得る役割について語る。また、ノルウェーで看護を研究し、慢性疾患の小児の診断や意思疎通に役立つビデオゲームを開発したCornelia Ruland氏もゲストで出演する。
Crounse氏は、視聴者が自分に関連付けられる内容を伝えることが目標だと述べた。初回のある章では、「myHalo」というサービスを取り上げる。これは、高齢の親戚を家族ぐるみで介護したChris Otto氏が、その経験の後で立ち上げたサービスだ。
Otto氏が開発したウェアラブル機器は、生理学的モニタリングを実行できるほか、着用者が倒れたら検知する機能もある。
「家族はインターネットに接続して、祖母が元気かどうかを確認できる」とCrounse氏は述べた。番組では、Otto氏が収録スタジオで実際に転倒して、このサービスがどのように機能するかを説明する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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