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「本気で新gTLD“.shop”を獲得する」--GMOの熊谷氏ら、ICANNでアピール

坂本純子(編集部)2009年11月02日 21時26分
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 GMOドメインレジストリは10月28日、新gTLDのレジストリ「.shop」の獲得に向けてPRするパーティを開催した。

 これは、韓国ソウルで10月25日から30日まで開催された「ICANN(the Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)」のミーティングに合わせて行われたもの。

 GMOインターネットは7月28日、新会社GMOドメインレジストリを設立し、新gTLDのレジストリ事業に参入することを発表している。

  • ショッピングカートを引いて登壇したGMOインターネット代表取締役会長兼社長 グループ代表の熊谷正寿氏

 今回、GMOインターネットは、初めてICANNミーティングの場に.shopのアピールのためのブースを設置。さらに、ICANNの参加者を対象におよそ数百人のゲストをパーティに招き、GMOインターネット代表取締役会長兼社長 グループ代表の熊谷正寿氏自らが応援を呼びかけた。

 熊谷氏は「なぜ私たちが.shopのレジストリにふさわしいのか。GMOインターネットグループの実績があるからだ。ドメイン管理のノウハウや技術だけでなく、Eコマースに必要なカートシステム、SSL、決済、ポイントシステムすべてを自社グループで開発し、フルラインアップでそろえている世界で唯一の会社」と実績をアピールした。

 GMOインターネットグループは、GMOインターネットを中心としたグループ57社を持つ。ドメイン事業としては、およそ10年にわたって「お名前.com」を運営してきている。

  • 主要gTLDにおいて直近のドメイン新規登録件数は世界で7位という「お名前.com」

  • .shopのアピールのためのブースを設置した

 お名前.comはアジアで最初のICANN公認レジストラで、110万前後のドメインを管理する。国内90%のシェアを持ち、Webhosting.infoの調査によれば、主要gTLDにおいて直近のドメイン新規登録件数は世界で7位という。

 ドメインには、登録ドメイン名のデータベースを維持管理する機関となる“レジストリ”と、登録者からドメイン名の登録申請を受け、その登録データをレジストリのデータベースに登録する“レジストラ”の2つの機関がある。

 登録サービスを提供するレジストラは、レジストリとレジストラとの契約の下で複数存在する。GMOのお名前.comはレジストラとして行っているサービスの1つだ。

 一方で、レジストリはデータベースを一元的に管理することから、1つのトップレベルドメインにつき1社に限定される。

  • GMOグループが強みとする、eコマースサービス

 GMOは、ショップの構築サービスや電子認証業務、クレジット決済処理サービスなど、eコマースサイトを運営するために必要なサービスをワンストップで提供できる環境が整っている。それらのサービスとeコマースのサイトとしてわかりやすい.shopと組み合わせることで、ビジネスを拡大したい考えだ。

 .shopのドメイン獲得について、現在はGMO以外に表明している国はないが、仮に他国の企業が.shopのレジストリを申請し、ICANNの承認が得られた場合、オークションによって決まることになる。今回のパーティは、技術力と資金力をアピールすることで、他社の表明を牽制する狙いもある。

  • 熊谷正寿氏は、買い物かごを手にスピーチした

 熊谷氏は、.shopを獲得した場合、「.com並の金額でレジストラに提供する。GMOインターネットグループの全リソースを集中して、.shopの獲得を目指す。この取り組みが世界中に豊かさをもらたすと強く信じている。1日も早く新gTLDをスタートしていただきたい」と呼びかけた。

  • レストランを借り切って行われたパーティ会場は、「.shop」のロゴが目立っていた

 なお、ICANNの「New gTLD Program Overview」にて、2010年に予定されていた新gTLDのスタートが延期される見込みと発表された。2010年度の下半期になるか、2011年になるかの見通しはまだ立っていない。

 次は、ケニアのナイロビにて2010年3月7日から12日までICANNのミーティングが行われる予定で、GMOはそこでプロダクトとサービスを詳しく紹介する方針だ。

  • GMOグループの実績と安定性をアピール

  • 2009年度の売上高は400億円、営業利益は45億円の見込み

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