これまで何度も話題に上ってきたものの、まだ詳細は謎に包まれているApple製タブレットを巡るAppleのうわさが米国時間7月13日、一気に再燃した。重要な新情報が明らかになったのだ。
テクノロジブログのVenture Beatの報道によれば、Appleが2008年に買収したチップ企業で、Appleにおける具体的な役割がこれまで明確でなかったP.A. Semiが、社内でApple製タブレット向けのチップを設計するという。Dean Takahashi氏は13日、「P.A. Semiのチームは、『iPhone』および『iPod』向けにポータブルデバイス用のARMベースプロセッサを設計する部門と、タブレットデバイス向けにプロセッサを設計する部門の2つに分割された」と書いた。
P.A. Semiのチームには、著名なチップ設計者が数名在籍している。Wall Street Journalの先日の報道によれば、Steve Jobs氏自らがタブレット型デバイスの開発を監督しているほか、Appleも大規模なチップ設計プロジェクトを進行中だという。これら3つの記事を総合すると、つじつまが合っているように思える。
しかし、タブレットに関して13日に出回ったうわさによると、このデバイスの発売時期は10月頃だという。実際にこれを裏付ける証拠は何もない。確かに、Appleは2008年10月に「Mac」ノートブックのイベントを開催した。そして、Appleが2009年も同様のイベントを開催し、ホリデーシーズンに間に合うようにタッチスクリーン式タブレットを発表することも、考えられなくはない。
しかし、10月はすぐそこまできている。Appleの分析を担当するアナリストのGene Munster氏は5月以降、報告書の中で、タブレットの発売は2010年前半になると繰り返し述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」