Q2では、eコマースサイトが行っている取り組みや工夫の中で、利用者が便利さや好意を感じる点にはどのようなものがあるか調査した。まず、フリーアンサーでの回答を求め、独自にテキストマイニングを行い、グラフにまとめた。
その結果、「より詳細に商品を知ることができる」機能について、有効回答のうち17.9%の人が言及、メニューや検索機能といった「商品が探しやすい」機能に関する言及が15.6%、「マイページや履歴」といった個々人のパーソナルデータを管理、サービスする機能についての言及が10.3%、「注文フォームが簡易」であることに関する言及が9.8%、「充実したレビューや口コミ」があることに関する言及が9.4%となった。
以下の回答の割合は、グラフの通りである。
具体的な回答
「より詳細に商品を知ることができる」
「商品が探しやすい(メニューや検索機能など)」
「マイページや履歴機能」
「注文フォームが簡易、機能的」
「充実したレビューや口コミ」
「デザインがわかりやすく、利用しやすい」
「商品比較がしやすい」
「自分に合わせたレコメンドが充実している」
「機能的な買い物かご」
「ポイント等お得なサービスの充実」
「支払い方法が充実」
「配送が柔軟で早い」
「ECそのもの」
「その他」
これらは、特定の消費者の声であり、万人に共通するものではないため、全てが常にどのようなサイトでも採用すべき取り組みとは限らない。 ただ、デジタルデータのあるeコマースサイトだからこそ、それぞれの利用者に合わせた対応が出来る面もある。個々人が自分に合った買い物が出来るように、選択肢を広く持たせ、フレキシブルかつスムーズに買い物が出来る仕組みに期待していきたい。
本調査はインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 お問い合わせください。
調査対象:10代〜の男女659人
調査期間:2009年9月9日〜2009年9月10日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ボーダーズ
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