ドリコムは10月26日、ブログ事業をライブドアとガイアックスに譲渡し、同事業から撤退すると発表した。経営資源をエンタメウェブ事業とアドソリューション事業に集約する。
まず、個人向けブログサービス「ドリコムブログ」については、ライブドアに譲渡する。ドリコムブログは9月末で会員数23万人。11月19日から会員をlivedoorBlogに移行させ、2010年3月31日でサービスを終了する。譲渡金額は明らかにしていないが、「業績に与える影響は軽微」(ドリコム)とのこと。
法人向けブログパッケージ事業については、ガイアックスに譲渡する。具体的には、法人向けCGMウェブシステムのブログ、SNS、ブログセット、法人向け社内ブログのパッケージ版が対象となる。ASPサービスは譲渡対象に含まれない。また、関係部署の人員がガイアックスに異動することはないという。
ドリコムによると、2009年3月期における同社の法人向けブログパッケージ事業の業績は、売上高が3億3700万円、営業損失が8900万円の赤字となっていたとのこと。3月末までに順次事業を移管するとしており、譲渡金額についても2010年1月31日時点での純資産などを元に決定するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果