ストレージ大手のEMCは米国時間10月22日、2009年第3四半期(7-9月期)決算を発表した。同社の最高経営責任者(CEO)Joe Tucci氏は、顧客企業の「IT支出が安定する傾向を示している」と語った。
同四半期の純利益は2億9820万ドル(希釈化後1株あたり14セント)、売り上げは前年同期比5%減の35億2000万ドルだった。非GAAPベースでは純利益4億8030万ドル(希釈化後1株あたり23セント)となり、アナリスト予想を2セント上回った。
EMCはストレージ、クラウドコンピューティング、仮想化、データセンターといった企業ITの注目分野に特化しているため、概して景気後退の中でも良い位置を保ってきた。Tucci氏は声明の中で、EMCは経費を削減しながら製品ラインを拡大してきたと語った。
今後の見通しとして、2009年の目標を達成するのに良い位置につけたとTucci氏は述べた。第4四半期は売り上げ40億ドル、2009年通期では139億ドルを見込んでいる。同じく第4四半期の利益は1株あたり21セント、通期では55セントを見込んでいる。
非GAAPベースでの第4四半期の利益は1株あたり30セントを見込んでいる。アナリスト予想では1株あたり28セントだった。買収費用を除外した非GAAPベースの通期での利益は1株あたり87セントを見込んでおり、アナリスト予想を4セント上回っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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