Twitterがほかの会社と違うのは、ビジネスモデルを考えるときに、Twitterの価値を向上させることを重視していることです。お金よりもTwitterの価値観を大事にしています。そういう意味では、企業向けアカウントは1つの例となるでしょう。企業がいまのサービスに加えてどんな機能があればもっとビジネスがしやすくなるか、検討しています。
ただ一点、確認しておきたいのは、Twitterはあくまでも無料ツールであることです。企業向けアカウントができるからといって、すべての企業保有アカウントが有料になるわけではありません。企業向けアカウントは、プラスアルファの機能にお金を払いたいという企業に提供します。
あまり深くは言えませんが、分析機能は提供します。Twitter上でいま何がうまくいって、何がうまくいってないかがわかるようなツールになる予定です。たとえば企業が自社の投稿にリンクを挿入した結果、フォロワーはどのような行動をとったかがわかるようになります。
あと、いま個人ユーザー向けに提供している「Verified Accounts」という認証済みアカウントを、企業向けにも提供します。名前は「Verified」ではなく、「Certified」になるかもしれません。
現在もGoogleで検索するとTwitterのつぶやきがインデックスされていますが、Twitterも「サーチとディスカバリー」というキーワードを重視しているので、もっと検索エンジンと統合していきたいと思っています。
Twitterの検索機能には価値を感じていますが、まだこれからです。たとえば誰かがTwitterで検索したとき、リアルタイムの情報は出てきますが、それが本当に見たかった情報なのかはわかりません。どういう検索結果が求められているか、もっと研究していきたいです。
収益をどうするかは、まだ製品を開発している最中なので、もう少し後になって考えることになるでしょう。まずはユーザーに価値を与える製品にしていきます。
それもおもしろいと思ます。ユーザーはTwitterでつぶやく中でいろいろなシグナルを出しています。それはたとえばReTweetなどですが、それらも試していきたいと思います。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方