東芝は10月13日、冬モデルPCのラインアップとして、全機種に新OS「Windows 7」を搭載したノートPC10機種38モデルを発表した。10月22日より順次発売する。
いよいよ東芝からもBlu-ray Discドライブを搭載した「Qosmio G60」が登場。さらに「dynabook シリーズ」には、ネットブックに比べてバッテリ駆動時間や画面サイズ、CPU性能を向上させ、薄型化を実現した「dynabook MX」なども登場している。
AV機能を強化したQosmio G60は、18.4型ワイド(16対9)のフルHD液晶を搭載している。東芝のPCラインアップとしては初となる、Blu-ray Discドライブを搭載した。
東芝は2008年2月、Blu-ray Discのライバル規格であったHD DVD市場からの撤退を発表。Blu-ray Discドライブ搭載のノートPCなどの発売を2009年内に目指すと発表していた。
東芝独自の映像専用エンジン「SpursEngine」の搭載により、書き込み速度はSpursEngine非搭載機と比べて約5倍の速度で行える。これは、世界最速のスピードという。
また、ビデオカメラで録画した映像など、SD解像度の映像を高精細なフルHD解像度にアップコンバートし、より鮮明な映像としてに残せるのも特長のひとつだ。
CPUは、インテルCore 2Duoプロセッサ P8700(2.53GHz)、4Gバイトメモリ、500GバイトのHDDを搭載する。OSは「Windows 7 Home Premium」を搭載し、64bit版にも切り替えられる「セレクタブルOS」を採用している。発売は11月下旬で、市場想定価格は29万円前後の見込み。
Blu-ray Discドライブを搭載したものとしては、Qosmio G60のほかに「dynabook TX」(16万円より、10月22日発売)、「dynabook Qosmio GX」(22万円前後、11月下旬発売)があるほか、搭載モデルも選択可能な「dynabook TV」(18万円台半ば、10月22日発売)も用意されている。
今回新たなラインアップとして登場したdynabook MXシリーズは、ネットブック「dynabook UX」に比べてバッテリ駆動時間や画面サイズ、CPU性能、拡張性などの基本性能を向上させたもの。東芝ではネットブックの上位カテゴリとして”ネットノート”と名付け、新しい分野を開拓する商品としている。
インターネットの閲覧やメールの送受信を中心に利用するネットブックに対して、インターネットの情報を入手・加工して、利用者が自ら情報を書き込んだり、高品質の動画コンテンツを快適に見るといった用途を想定している。
11.6型ワイド液晶搭載の「dynabook MX/33」は、CPUにインテル Celeron プロセッサ超低電圧版743を搭載。駆動時間は約9.5時間、重さは約1.58kgだ。OSは「Windows 7 Home Premium」を搭載している。
ボディカラーは「リュクスホワイト」「プレシャスブラック」「アイアンレッド」の3色から選べる。発売は、プレシャスブラックとアイアンレッドが10月22日より順次、リュクスホワイトは11月下旬を予定。市場想定価格は9万円前後を見込む。
13.3型ワイド液晶搭載の「dynabook MX/43」は、CPUにインテル Core 2 Duo プロセッサ超低電圧版SU9400を搭載している。OSは「Windows 7 Home Premium」を搭載している。カラーはリュクスホワイトのみ。駆動時間は約10.5時間、重さは約1.76kgだ。発売は11月上旬で、市場想定価格は12万円前後。
このほか、HDDを250Gバイトへと大容量化したネットブック「dynabook UX」(6万円台半ばより、10月22日発売)、新デザインを採用した「dynabook EX」(12万円前後より、10月22日より順次発売)、「dynabook CX」(14万円前後より、11月上旬発売)、メモリ増量で性能向上をした「dynabook NX」(19万円前後より、10月22日発売)「dynabook SS RX2」(21万円台半ばより、11月下旬発売)も発表している。
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