東芝は8月10日、Blu-ray Disc規格の検討や策定を手がけるブルーレイ・ディスク・アソシエーション(BDA)へ加盟申請したと発表した。2009年内をめどをBlu-ray DiscプレーヤーやBlu-ray Discドライブ搭載のノートPCなどの発売を目指すとしている。
BDA加盟申請に対して、「これまでHDDやSDカード、DVDなどの記録メディアに対応したデジタル機器の展開を図ってきましたが、昨今のBlu-ray Disc規格対応機器市場の拡大に加え、流通やユーザーの皆様のニーズを総合的に踏まえた結果、記録メディアのひとつとしてのBlu-ray Disc規格に対応した機器の商品化を進めるために、関連情報が必要と判断した」としている。
東芝は、Blu-ray Discのライバル規格として目されたHD DVDのリーディングメーカーとして普及拡大に取り組んできた。HD DVDプレーヤー/レコーダーなどを商品化していたが、当時の代表取締役社長である西田厚聰氏が「HD DVDを続けていくのは逆に消費者に迷惑をかけてしまう。ここで勝ち目はないと判断した」とし、2008年2月に市場撤退を発表していた。
撤退発表以降は、光ディスクとしてDVDを採用したデジタルレコーダー等を発売している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」