eコマースサイトの運営者に、「サイトにしか載せていない商品の電話注文が来ることも少なくない」という話を聞くことがある。そこでQ3-1ではeコマースサイトを見て、そこから電話で注文をしたことがあるか尋ねた。
結果、「よくある」が0.9%、「たまにある」が10.6%、「ほとんどない」が22.0%、「全くない」が66.5%となった。やはり、まったく経験ない、という回答が多かった。これは、eコマースサイトというものが本来そこで商品発見、検討、比較、購入までワンストップで可能なものであることを考えると当然のことである。むしろ「よくある」と「たまにある」をあわせた10%を超える人が、eコマースサイトを見て電話注文をすることがあるのは驚きである。eコマースサイトをカタログの一種のように考えて、注文はリアルの電話で行う、という意識なのかもしれない。
次にこのようなeコマースサイトを見て電話で注文する層がどんな人か年齢別に調べた。
Q3-2ではQ3-1の内容を年齢別にまとめた。結果、世代が上になるに従って電話で注文したことのある割合が大きくなっていた。商品の注文を逃さないためには、商品購入用の電話番号を表示することも必要なのかもしれない。
次回ECサイトの利用に関する調査(下)ではeコマースサイトの利用についてさらに幅広い観点から調査していく。
本調査はインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、お問い合わせください。
調査対象:10代〜の男女659人
調査期間:2009年9月9日〜2009年9月10日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ボーダーズ
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