「Google Books」和解案の担当判事は、この論争を呼んでいる和解案の認可の可否が決定される予定の最終審理について、延期を求める原告側の要請を承諾した。和解案は、当事者らによって再検討される予定となっている。
ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所のDenny Chin判事は、Googleが2008年に作家や出版社を代表するいくつか団体に提案した和解案について認可の可否を決定する10月7日の審理を担当することになっていた。しかし、絶版になってはいるが著作権で保護されている書籍について、Googleに包括的なデジタル化権を与えるこの和解案は、文学界の多くの方面、さらには米司法省から強硬な反対に遭っていた。
その結果、和解案は現在、再検討の過程にある。そして、Chin判事は、原告側が今週提出した要請を受けて、当事者らに和解案を再検討するための時間をもっと多く与えることを承諾した。「あらゆる状況を考慮すると、現在の和解案が実効性を持つ可能性が低そうなこともあり、その和解案の公平性および妥当性に関する審理を行うことは理にかなっていない」とChin判事は、両当事者に送付した書簡の中で述べた。
審理の代わりとして、当事者らは7日に現状について話し合う会議を開き、今後の方針を決める予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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