Opera、サードパーティCookie処理が原因でアクセス履歴を追跡される恐れ

 独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月17日、ウェブブラウザ「Opera」にサードパーティCookieの取り扱いに関する問題が存在すると公表した。

 対象となるのはOperaの9.64以前のバージョン。この問題を悪用されると、遠隔地の第三者によってユーザーのアクセス履歴を追跡される可能性がある。

 この問題は、OperaのCookieの設定で「アクセスしているサイトからの Cookie のみ許可する」を有効にしているときにだけ発生する。この設定は、デフォルトでは無効になっている。ただし、最新版にアップデートすることで、この問題は解消される。なお、JPCERT/CCではこの脆弱性の危険度について、攻撃経路、認証レベル、攻撃の難易度で「高」、攻撃成立に必要なユーザーの関与で「低」と分析している。

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