UPDATE このところのモバイルブラウザ界ではMozillaの「Fennec」や「Skyfire」が話題を独占してきたが、現地時間9月16日午前(ここサンフランシスコでは15日夜)、Opera SoftwareがJava対応携帯電話向けブラウザ「Opera Mini 5」のベータ版をリリースし、こうした状況に割って入ってきた。
外見上は視覚的によりわかりやすいレイアウトとなり、内部にも新機能を搭載した新しいOpera Mini 5ベータ版は、2008年に登場した「Opera Mini 4.2」よりも動作がきびきびしており、魅力も先進性も増している。Opera Mini 5ベータ版は、同社のデスクトップ向けブラウザ(WindowsとMac向けの「Opera 10」)から一部の機能を受け継いでいる。タブブラウジングやパスワード管理がその例だ。また、デスクトップ向けOperaの売りである「Speed Dial」も採用され、格子状に並ぶ9つのサムネイル画像からウェブページを開けるようになった。お気に入りのウェブサイトを割り振っておけば、ここから選んで素早く立ち上げることが可能だ。これまでのOpera Miniの待ち受けページは、上部に検索ボックスとURLフィールドがあるほかはリンクが雑然と並んでいるだけだったが、これがSpeed Dialに置き換わる。サムネイル画像のおかげで待ち受けページの使い勝手は向上した。目で見て素早く認識できるほか、細かな文字のリンクと比較して、グリッドならばタッチスクリーン搭載機でも正確に選択可能だ。
ほかのモバイル向けブラウザや大半のデスクトップ向けブラウザと違い、このベータ版ではURLフィールドと検索バーは統合されていない。それでも、この2つが1行に収まるようにはなった。さらに、これも長年の懸案だった、テキストフィールドへの直接入力が可能になった。これまでのバージョンのOpera Miniでは、フィールドをクリックすると空ページが開き、そこに文字を入力したうえで元のページに戻るという仕組みだった。
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