博報堂は9月10日、高齢者や障害者を含むより多くの人に情報を伝えることを目的とした、ユニバーサルデザイン仕様のフォント「つたわるフォント」を開発したと発表した。9月中旬より販売する。また、このフォントを使った「つたわる広告」も提供する。
つたわるフォントは、博報堂が6月に新設した専門組織「博報堂ユニバーサルデザイン」が、タイプバンク、慶應義塾大学と共同で開発したもの。誤認を防ぐことや可読性を高めることを目的としている。慶應義塾大学教授の中野泰志氏による実証実験や自主評価調査などの結果、従来型のフォントと比較して約7割が読みやすくなったと答えたという。
つたわる広告はユニバーサルデザインコンセプトの広告。印刷物だけでなく雑誌や新聞広告、中吊り広告、チラシ、ポスター、小冊子、取扱説明書などをすべてユニバーサル仕様にする。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス