KDDIはデザインに力点を置いた「iida」ブランドの新機種として、「PLY(プライ)」「PRISMOID(プリズモイド)」の2機種を発表した。10月上旬より発売する。
PLYは積層を意味し、5つの色の層が重なったデザインになっている。デザイナーは消しゴム「カドケシ」やau携帯電話「INFOBAR 2」のコンセプトモデルのアートディレクションを手がけた神原秀夫氏だ。
サイドキーを1つの面に集約し、スケジュール帳のインデックスのようなタブキーに仕上げた。また、海外でも使える「グローバルパスポートCDMA」、電子書籍リーダー「Book Player」に対応する。色はbrown、pink、blackの3色。
PRISMOIDは角錐台を意味し、2つの角錐台をあわせた形状になっている。デザイナーはau携帯電話「INFOBAR」を手がけた深澤直人氏。機能は必要最低限に絞ったベーシックモデルだ。本体には面取りの寸法を表す数値「C4.8」が記載されているほか、側面には電話やメールの着信などを知らせる有機ELディスプレイを搭載している。色はGREEN、MAT BROWN、WHITEの3色。
このほか、周辺機器「LIFE STYLE PRODUCTS」を23機種そろえた。まず、PLY専用アイテムとして木製トレイ「PLYWOOD TRAY」、PRISMOID専用アイテムとして和紙を使った携帯電話ケース「SIWA・紙和 携帯電話ケース」を用意。ACアダプターとしてケーブルに鳥がとまったようなデザインの「REST」やネズミ型の「in mouse」などがあるほか、インクを落としたようなデザインの液晶シート「Design Sheet」やイヤフォンコードを巻きつけて保存する木の葉型の「wormy」、糸巻き型の「Mobile Strap」などもある。
また、コンセプトモデルとして、ユーザーのライフログを集めて行動パターンなどを学習するロボット機能を備えた携帯電話「Polaris(ポラリス)」も発表した。デザインはロボットメーカーのフラワー・ロボティクスが手がけた。回転しながら移動する球体型の本体に携帯電話を載せると、学習した情報をテレビモニターに表示し、食生活などをアドバイスするとのことだ。
KDDIはiidaのデザインコンペティション「iida AWARD 2010」を開催する計画。第1回は国内外の大学生、大学院生を対象とし、携帯電話の周辺機器やデジタルコンテンツなどのデザインを募集する。すでにイタリアやオランダの学校から賛同を得ているとのことで、9月30日から作品を募集する。
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