農作物栽培の体験を通して購買意識を変える--とれいすの家庭菜園コミュニティー「iplant」

原田和英(アルカーナ)2009年08月31日 11時00分

 以前より農業とウェブの連携サービスをご紹介しているが、今回ご紹介するとれいすの家庭菜園情報コミュニティーサイト「iplant」もその一つ。

 iplantはオフラインとオンラインで野菜の栽培を行うコミュニティだ。オフラインで栽培キットを購入し野菜を育てる。同時にサイト上に成長記録を残すとバーチャル野菜も育っていくという仕組み。キットのIDをサイトに入力することによりオフラインとオンラインの野菜の連携を図り、「この野菜に、水やりを○回すれば、これくらい育つ」といったデータを活用し、利用者の活動がバーチャル野菜の成長に反映される。自分のバーチャルファームはオンライン上で可視化され、他の人の野菜状況などを見ることもできる。

 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の要素も持っており、日記やコミュニティなどを利用できる。栽培に関するユーザ同士のサポート環境を準備し、農業に関する知識が蓄積されていく。栽培キットはオンラインでも店頭でも購入することが可能。収益源は、現状はキットの売上がメイン。今後は栽培データのマーケティング活用やタイアップキャンペーンを予定。利用者動向として、当初は栽培未経験者の20代後半の女性が多かったが、最近は主婦などが子供の食育などに活用することも増えてきているという。

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