社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は8月26日、7月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。薄型テレビの出荷台数が前年同月比41%増と大きく伸びている。エコポイントの影響が大きいとみられる。
7月の民生用電子機器全体の出荷金額は前年同月比0.1%減の2643億円と、ほぼ横ばいながらも10カ月連続の前年割れとなった。
分野別では、映像機器の国内出荷金額は前年同月比8.2%増の1880億円でと2カ月連続のプラス。音声機器は38.0%減の143億円と12カ月連続のマイナス、カーAVC機器は同14.8%減の620億円と10カ月連続のマイナスとなった。
薄型カラーテレビは前年同月比41.0%増の118万4000台。サイズ別でみると、30〜36型が39万3000台、37型以上が44万4000台となっている。
DVDビデオは前年同月比25.4%減の24万4000台と、16カ月連続の前年割れになった。内訳は、DVD録再機が11万5000台、DVD再生機が12万9000台、Blu-ray Discレコーダー/プレーヤーが23万5000台。Blu-ray Discレコーダー/プレーヤーは前年同月比69.6%増と、引き続き好調に推移している。
ビデオ一体型カメラは前年同月比9.6%減の10万5000台と、3カ月ぶりにマイナスになった。また、全体の8割を占めるハイビジョン対応機種も、同0.8%減の8万4000台と初めて前年を下回った。
カーナビゲーションシステムは前年同月比3.1%増の44万6000台と2カ月連続のプラス。ETC車載ユニットは同160.8%増の98万4000台と、引き続き大幅に伸びている。
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