社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は7月22日、2009年6月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。これによると、カラーテレビの売れ行きが好調で、中でも30〜36型の薄型テレビは前年同月比40%増と大きく伸びた。
カラーテレビ全体(ブラウン管テレビ、10型以上の液晶テレビ、プラズマテレビ)は108万7000台で前年同月比28.5%増となり、前月に続いて2桁伸長となった。薄型テレビのサイズ別では、30〜36型が36万9000台で前年比40.0%増、37型以上が40万2000台で前年比19.1%増であった。5月から導入されたエコポイントの効果が出た模様だ。
なお、民生用電子機器全体における6月の出荷金額は前年同月比5.1%減の2514億円で、9カ月連続のマイナスとなった。分野別では、映像機器が同2.7%増の1790億円と5カ月振りのプラス。音声機器は同28.0%減の104億円で11カ月連続のマイナス、カーAVC機器はの同18.0%減の620億円で9カ月連続のマイナスとふるわなかった。
ほかの製品を見ると、DVDビデオは前年同月比36.3%減の21万7000台で、15カ月連続の前年割れ。内訳は、DVD録再機が9万8000台、DVD再生機が11万9000台となっている。Blu-ray Discレコーダー/プレーヤーは同95.8%増の23万9000台と引き続き好調に推移している。光ディスク市場でBlu-ray Discレコーダー/プレーヤーの占める割合が、数量において52%となり、初めて半数を超えた。
ビデオ一体型カメラは前年同月比30.5%増の10万7000台。このうち、ハイビジョン対応機種が全体の8割を占める。
また、カーナビゲーションシステムは前年同月比4.2%増の48万6000台と、9カ月振りにプラスとなった。ETC車載ユニットは同155.2%増の86万4000台と、前月に引き続き大幅な伸びを示している。
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