すでに過剰気味のネットブック市場に、エレクトロニクス業界の大手企業がまた乗り出したという話は毎週のように聞かれるが、携帯電話メーカーが乗りこんで来るのはあまり例がない。Nokiaが、3G対応のミニノートPC、いわゆる「スマートブック」市場への参入するといううわさは以前からあったが、現地時間8月24日ついに、まさしく本物の10インチ型ネットブックを発表した。
「Nokia Booklet 3G」と名付けられたこの製品は、同社の携帯電話製品と設計上の関連を有しているのは明白だが、(スマートフォンとのハイブリッド製品のようなものではなく)まったく純粋なノートPCだ。Booklet 3Gは、広く普及しているIntelの「Atom Processor N270」ではなく、「Atom Processor Z530」で稼動するほか、次のような仕様となっている。
また、Booklet 3GのOSは「Windows」を搭載するが、これが「Windows 7」なのかどうかは今のところ明らかにされていない。とはいえ、発売間近のWindows 7が搭載されると予測しても、さほど外れる心配はなさそうだ。
そのほかに注目すべきユニークな機能は、同社の地図サービスやミュージックストア、クラウドベースの「Nokia Ovi Suite」などを含むNokiaの「Ovi」ツールをBooklet 3Gに組み込むことだ。WindowsベースのBooklet 3Gに、ソフトウェアをどこまで組み込むのか、Nokiaはまだ明らかにしていないが、モバイル環境での使用を支援する機能をできるかぎり搭載するというのは、すばらしい構想だ。
価格や発売日はまだ明らかにされていない。詳細については9月2日に発表する予定だと、Nokiaは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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