またMicrosoftは、同社自ら携帯電話機ビジネスに参入しようとしているという話は否定しているものの、より競争力の高いデバイスを作るために数社の企業とより緊密に提携する必要があると思うとは言っている。
Bach氏は7月に行われた同社の金融アナリスト向け説明会で次のように述べた。「現時点では、関係の構築と適度な統合という点では、わたしが満足するほどには実現できていない。当然、電話機の開発には時間がかかるため、一夜にして実現することはないだろうが、いずれソフトウェア面での当社の仕事とハードウェア面でのパートナーの仕事の統合が劇的に向上することになるだろう」
同社はまた、自社のソフトウェアが最大限に多様なデバイスで動作するようにして、その結果Lees氏とBach氏が「最大公約数」のエクスペリエンスと呼ぶものを実現することを目指している。
Bach氏は7月に行われた米CNET Newsとのインタビューで、Microsoftは開発のスピードを速める必要もあることを認めた。
「Windows Mobileの開発が、われわれが満足できるほど速くは進んでいないのでは、という指摘であれば、そのとおりだ、という答えになると思う。今後その状況は変わっていくだろう」(Bach氏)
しかしBach氏は、Microsoftがこの1年で同製品の担当チームに多くの点で変更を加えたと明かしただけで、同社が向かっている方向性についてそれ以上の詳細は語らなかった。
「これらの話題に対するわたしの見方は、『言うは易し』というものだ。次にわれわれが発売するのはWindows Mobile 6.5だ。多くの技術革新が進行している」(Bach氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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