UPDATE Googleが「Caffeine」という開発コード名の新しい検索技術の公開テストを実施している。検索結果には目に見える変化があるが、非常に微細な変化なので、2つを横に並べてクエリを実行しない限り、従来のGoogleとこのベータ版のGoogleの違いには気付かないだろう。
Caffeineは、Googleのユーザーインターフェースのアップグレードではなく、Googleのインデックスおよびランキングシステムのテスト版である。筆者が実行した多くのクエリでは、従来版とテスト版の検索上位の結果は全く同じだった。また、検索結果ページも同じに見える。
例えば、「Google Caffeine」で検索を行った場合、1つのわずかな例外があることを除けば、上位10位の結果は同じであった。その例外というのは、現行のGoogleとCaffeineで、4位と5位の結果が入れ替わっていたことだ。11位以下の検索ページでは両者の違いはより大きくなったが、これがそれほど重要でないことは明白だ。なぜなら、ほとんどの人は検索結果の最初のページに表示される情報を利用するからだ。
「Great America roller coaster」というニュース記事を検索したところ、米国時間8月11日朝の時点では、両者の結果は異なっていた。従来のGoogleでは、コースターが停止して上空40フィート(約12メートル)で乗客が身動きをとれなくなったことに関する10日のニュースが表示されなかった。少し時間をおいて再度実験してみると、両者の検索結果は同じ内容に収束しており、GoogleとCaffeineの両方で、コースター停止事故についてのニュース記事が検索結果ページの一番上に表示された。
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