Appleは「Mac OS X Leopard」DVDにBoot Campを同梱しているが、Boot Campの実行にはWindows XPかWindows Vistaが必要だとのエラーメッセージが表示された。これは、インストーラファイルのプロパティを変更して、Windows XPまたはVistaの互換モードで実行させれば、簡単に対処できる。
Boot Campをインストールしたら、これをバージョン2.1にアップデートする必要がある。Windows 32ビット版はこちら、Windows 64ビット版はこちらからダウンロードできる。
Boot Camp 2.1のインストーラを実行すると、互換性に関する既知の問題があるとのメッセージが表示されたが、ともかくインストールすることにした。インストール後にコンピュータを再起動すると、Windows 7の「Action Center」が表示され、NVIDIAチップセットのアップデートをダウンロードするよう指示された(あるいは、「Windows Update」を実行すれば、そこからダウンロードされるはずだ)。このアップデートで非互換性が解消されるようで、次に起動したときはAction Centerには何も問題が表示されなかった。
しかし、筆者にとってはまだ問題があった。Windowsを使用する際に最も重要な機能の1つである右クリック機能が、MacBook Proのマルチタッチトラックパッドで使えなかったことだ(USBマウスでは問題なく動作した)。少し調べたところ、この不具合を解決してくれるマルチタッチトラックパッドのアップデートを見つけた。トラックパッドで、右クリック機能を2本指タップで使えるようになる。これで完了だ。ようやくWindows 7をすばらしいMacハードウェア上で稼働させることができ、すべてが完ぺきに思えた。
だが、実際は「ほぼ完ぺき」だった。欠けていたのは、MacノートブックでBoot Campを実行する際の既知の問題、バッテリ寿命だ。Appleは、MacBook Proのバッテリ寿命は約8時間だとしている(筆者の経験では、約5時間といったところだが、それでも十分にすばらしい)。しかし、Windows XPやVistaを稼働させると、バッテリ寿命はわずか1時間半になってしまう。そして、お察しのとおり、Windows 7でも同じだ。バッテリはどういうわけか実に早く消耗し、画面の輝度を下げても、通常の作業に使用しただけで、フル充電で2時間もたなかった。
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